こんにちは。
今年もあっという間に4月になりました。新年度に向けて準備は整っていますか。生活リズムをあまり乱さないように日々過ごしましょう。
さて、先週出した時差の問題ですが、分かりましたか。ポイントは日本が東経で、ニューヨークが西経というところです。しかし、われわれがよく見る日本中心の地図で考えてしまうと間違えやすいんですね。日本とアメリカは太平洋を挟んで向かい合っているのでそこから経度の差を出そうとしてしまうからです。これは絶対やらないようにしましょう。
経度の基準は本初子午線です。日本はそこから東に135度、ニューヨークはそこから西に75度のところに位置しています。つまり、本初子午線を挟んで反対方向にあるということです。したがって、経度の差は135+75=210度離れていることになります。東経と西経の経度差を求めるときは足し算をすると覚えておいてください。
経度差が分かれば後は同じで、時差を求めます。210÷15=14で、時差は14時間です。前に説明したように、日本はアメリカよりも時間が進んでいるため、アメリカの日時を求めたいときは時差分の時間を戻せば答えがでます。
問題では、日本が「3月28日午前11時」だったので、ニューヨークは「3月27日午後9時」ということになります。日付が変わるので戻すときには注意が必要です。