こんにちは。
台風がどうなるか気になりますね。
気になるといえば、先日ある雑誌を読んでいてある表現が気になりました。以前このブログでそのことについて言及したことがあるのですが、やはり慣れることはありません。その表現とは「耳ざわりがよい」というものです。「耳ざわり」の「ざわり」は漢字にすると「障り」で、「耳障り」は聞いていて不快に思うさまを意味します。本来ならば「よい」という言葉と結びつくことはありません。したがって、「耳ざわりがよい」は誤用だという人もいます。ただ最近では、「耳ざわり」を手触りと同じように「耳触り(聞いた感じ)」と解釈することも増えてきているようです。つまり、「耳障りがよい」と書けば誤用だと指摘されるかもしれませんが、「耳ざわりがよい」だと問題ないということになります。
ただ、やはり混乱を招く表現なので、「耳触りがよい」という意味でならば他の表現を使った方がいいのではないでしょうか。